2013.07.25 更新



第1回 ジェローム振興策 進捗状況報告

  ジェローム市民の皆様、如何お過ごしでしょうか
  第1回評議会会合から早1ヶ月、明日に控えた第2回評議会会合の前に、現在の進捗状況を報告しておきます

  第1回会合にて私が提案した陳情や施策の概要を少し具体化し、7月23日にブリタニア王室広報担当官宛に書簡を送りました

  主に以下の内容についてです
    1.首長官邸の設置について
    2.傭兵育成案について
    3.地下 Museum Library(博物館付属図書館)復興策について
    4.海賊拠点襲撃案について

  7月24日に早々とブリタニア王室広報担当官から返書が送られてきました

  返書内容は以下のような感じでした
    1.提案内容に関しては、しかるべき担当官に連絡し検討して頂けるとの事
    2.検討時期に関しては、第2回評議会会合分として後日行うとの事
    3.提案内容の詳細に関しては、このような感じで良いとの事

  残りの任期は後1ヶ月・・・
  どこまで具現化できるかは分かりませんが、最善を尽くす所存です

  市民の皆様には、これらの提案のご意見ご感想をどしどしお待ちしております
  また、新規の提案についても大歓迎ですので、気軽に連絡下さい

  以下に、実際にブリタニア王室広報担当官宛に送った書簡を記載しておきます
  この進捗報告が、他の首長様や次期首長を目指す市民の方々への参考になれば幸いです
  それでは、第2回評議会会合でお会いしましょう!



首長官邸の設置について

  ○○が首長に就任しました!と言われても、市民にとっては誰?と言った感じ
  市民が首長の事を知りたくても、どこに行けば会えるのかさえも分からない
  首長が市民に問いかけたくても、誰が市民なのか何人市民がいるのかさえ分からない

  首長の個人Webサイトでなら告知できるが、UOの利用規約によりゲーム内でURLを公表する事もできない
  各シャードにある取引サイトを活用する事はできるが、当然アンケートや掲示板等のCGI設置はできない

  とにかく市民にとっては、現在街で何が起こってどんな状況にあるかを把握する事が極めて困難
  首長に愛着もなく、市政状況も把握できない状態で、選挙システムが首長の身内以外で盛り上がるはずもない
  そこで、多くのプレイヤーに少しでも市政に興味を持って頂けるように、首長官邸の設置を提案します


【 首長官邸の設置目的 】

  選挙システムを成功させるには、市民の参加が不可欠
  3ヶ月間という短い期間で行うには、情報の一元管理が行える場所が必要
  そこで首長官邸を設置し、市民へ首長の紹介、施策の目的及び進捗報告、市民の市政への協力を仰ぐ場所とする

【 首長官邸のメリット 】

  市民は首長官邸にさえ来れば、おおよその市政状況が把握できる
  市民はイベントのようにリアル時間を拘束される事なく、好きな時に市政の状況を確認できる

  首長の情報や考え方を提示する事により親しみが沸き、市政に参加しやすくなる
  市民は常に施策の進捗状況を把握する事ができ、市政に参加しやすくなる
  市民参加の交流会がしやすくなる

  掲示板やノートの設置により、市民の声が首長に届きやすい
  ポスト及びベンダの設置により、市民がGoldの寄付以外でも市政に参加できる
  ゲーム外のリソースを用いなくても、ある程度ゲーム内で完結できる

【 首長官邸の設置場所 】

  ジェロームの街中にあり、現在NPCギルドが使用していない施設をリフォームする
  利便性を考慮し、ジェローム銀行、市政ストーンに近い施設を使用する

    

【 首長官邸の設計案 】

  ジェロームの景観を損なわず、できるだけ必要最低限のシンプルな造りにする
  設置物はできるだけジェロームにふさわしく、各施設で使われてる物を使用する

  現在の首長官邸候補施設

    

  リフォーム後の首長官邸候補施設

    

【 首長官邸の設置物 】

【 A.現首長像 】

  通常、キャラにマウスを重ねないと誰が首長か判断できない
  首長の概観を覚えてもらえば、コミュニケーションを取り易くなる

【 B.首長情報 】

  キャラ名 + ギルド名、ニックネーム(各自自由に記載)、就任期間を記載
  首長の情報を覚えてもらえば、コミュニケーションを取り易くなる

【 C.施設ルーンブック 】

  首長個人宅及び施策やイベント等、市民に訪れて欲しい場所を登録する
  どこで何が行われているか市民が把握しやすくなり、市政に参加しやすくなる

【 D.首長就任挨拶 】

  首長が目指す街の姿や施策を記載する
  プレイヤーがジェローム市民になるかの判断材料になる

【 E.アンケート箱 】

  首長が市民に対して意見を募集する場合に使用

【 F.首長から市民への提供品箱 】

  施策やイベントで活用するアイテムを、市民が自由に取り出せる形で設置
  (1キャラ1回限りで取り出せると良いのですが・・・)

【 G.施策の進捗状況ノート 】

  現在進行中の施策の説明を首長が記載する

【 H.首長からのお願いノート 】

  首長が市民に対して協力を仰ぐ場合に記載する

【 I.市民からの提案ノート 】

  市民が新規事項、改善要求等、首長に提案したい場合に記載する

【 J.契約ギルドの要望ノート 】

  市民が希望する職業ギルドとその理由を記載する

【 K.市民による首長の評価ノート 】

  市民から見た首長の活動内容を評価する
  首長のモチベーションアップ用

【 L.首長官邸掲示板 】

  トップページ:首長から市民へのイベント等の告知
  通常ページ :市民が自由に記載する

【 M.首長官邸ポスト 】

  市民が首長へ提供するアイテムを投函する
  市民にはそれぞれ得手不得手があり、Gold以外でも積極的に市政に参加できるようにする為
  現時点では主に街の資金集めの為の販売用アイテムの募集に使用
  投函されたアイテムは、首長が首長官邸専属ベンダで販売する

【 N.首長官邸専属ベンダ 】

  市民から提供されたアイテム及び、首長提供のアイテムを販売する
  可能ならジェロームオリジナルのアイテムが販売できればよい
  できればベンダ維持費はかからず、売上金はそのまま街の資金に加算されるのが望ましい



その他の提案について

  首長官邸が完成した後に、別の施策を3つほど考えています

【 1.傭兵育成案について 】

  傭兵の街ジェロームとして個人の能力を高めるべく、首長自らが指導を行うもの
  ジェローム闘技場もしくは閉鎖された小さな空間で、首長と市民が1対1で戦う

  実際には首長自ら戦うのではなく、首長の姿をしたNPC(ボス的存在で騎士らしく振舞う)と戦う
  倒しても戦利品は出現せず、最長5分で打ち切り、倒すまでのタイムを競う
  もしくは絶対に死なない首長から、何秒耐え切れるかのタイムを競う(時間経過と共に攻撃手段及び手数が増える)
  タイムは記録され、首長官邸の掲示板にランキング公表(大昔の賞金首リストのような掲示板形式)

  既存システムにアリーナやボイドプールがありますが、よりシンプルに手軽に挑戦できるものを目指す
  施設は一ヶ月間等期限を設け、常時誰でも自由に挑戦できるようにする
  初日には開催イベント、最終日には閉会式及び表彰イベントを行う

  ランキング結果から首長が自腹で用意したアイテムやEM提供品を贈呈する
  イベント期間中に市民から勝者に送る品を募集しても良いかもしれない

【 2.地下 Museum Library(博物館付属図書館)復興策について 】

  Lake SuperiorシャードのJhelom Museumのように、現在使用されていないJhelom Library地下を復興する
  ジェローム傭兵の正装である武具一式を市民に考案してもらい、投票により選抜された衣装を展示する
  今後の首長にも協力してもらい、年4回何年にも渡る選抜衣装を歴史的資料として保存する

【 3.海賊拠点襲撃案について 】

  ジェローム周辺に出没する海賊の拠点が判明した事を受け、ジェロームに属する傭兵(市民)が上陸殲滅作戦を行う

  海賊の拠点がある島にはマークが完了していない為、リコールやゲートは使用できない
  また、海賊の偵察に発見されないよう泳いで上陸する必要があり、傭兵は武具やアイテムを一切持ち込めない
  傭兵は上陸後すみやかにルーンを作成し、後方部隊に装備を転送してもらう

  転送される装備は事前に市民から提供された装備のみ
  市民から提供されたアイテムはごちゃ混ぜの状態で転送され、早い者勝ちで装備する
  (できればバックパックには入れられず、装備する事しかできない状態になることが望ましい)
  装備転送から3分後、海賊の偵察隊に発見され襲撃を受け戦闘が開始する

  各種制限を設ける事により、最初は混乱を後に協力による統制が生み出される事を期待する

  海賊の手下からはShameダンジョン産戦利品のような、修理負荷・補強負荷・カース属性のアイテムのみドロップする
  プレイヤーはそれらの戦利品で装備を補いつつ、海賊の拠点を占拠する事を目指す
  最終的には海賊の船長が登場し、船長討伐完了をもって占拠完了とする

  プレイヤー全滅時と戦闘開始から30分でイベントの強制分岐が発生し、それぞれ撤退イベントに移行する
  船長を討伐しても戦利品はでないが、討伐後の海賊の隠し財産散策イベントで、早い者勝ちで宝箱からアイテムを入手する
  (宝箱のアイテムは首長が自腹で用意したアイテムやEM提供品を予め複数の見つけにくい場所に隠しておく)
  散策時間は3分、時間経過後島の崩壊が始まり、プレイヤーは強制的にジェローム市政ストーン前に帰還させられる

  海賊襲撃から船長出現までを5エリア程度に分け、各10分制限のクリア型イベントにしてもよい
  これを1ヶ月程度の期間イベントとし、10人までのパーティ変成でチャレンジできる方式でも良いかもしれない



Aki首長の心のささやき・・・

  さて、第1回評議会会合で、単なる思い付きの脊髄反射で発言してしまった提案事項についての肉付け作業が始まりました^^;
  4つの提案事項について、それぞれどんな思いがあるか記載しておきます

  1.首長官邸の設置について

    これって特別な案などではなく、どのシャードのどの首長でも大なり小なり同じ様な要望はあるのではないでしょうか?
    首長と市民の情報交換(交流)が出来き、ゲーム内だけで完結するシステムが欲しい所ですよねぇ

    首長の全員がブログをやってる訳でもなし、掲示板やアンケートのCGIが設置できる訳でもなし・・・
    ゲーム内の掲示板は文字数が少ないし、投票箱はYesNoの2択だし・・・

    せっかくリアル時間を犠牲にしてまで作業をしてるのに、情報を発信する場所も評価される機会もないなんて、
   テンションあがりませんよねぇ

    ちなみにこの首長官邸案、さすがにそのまま採用されるなんて思っていません
    こんな提案を個別に対応してたら、いくらGMさんやEMさんがいても捌ききれませんよね
    それに、首長官邸は全シャード全街にデフォルトで設置してあってもいいくらいです

    現実的な解決案としては、EM所有のPCハウスを街中の特定の場所に建設
    その家に首長を共有者設定して、各自ロックダウンをしてもらうって感じですかね
    3ヶ月毎に大量に発生しうる事案なので、できるだけシンプルにパターン化するべきでしょうね

  2.傭兵育成案について

    UOの戦闘って当然ながら敵を倒す事を目的としてますよね
    つまり、防御は必要最低限で攻撃に重きを置くと言うスタイル
    戦う相手によって千差万別なタイプの戦士が存在するとは言うものの、攻撃重視には変わらない

    個人的には、別に倒さなくても耐え切るだけでも戦利品や恩恵が得られたらなぁと考えていました
    傭兵なら戦闘時、市民を逃がす為にひたすら敵の攻撃を受け続けるシーンがあっても良いはず!
    そんな考えを絡めたのが傭兵育成案です

    防御重視タイプの戦士に存在意義を見出せれば、それまで死んでいたスキルやプロパ、生産素材なんかが日の目を見て、
   UOの楽しみ方が増すんじゃないかと夢が広がりますw
    まぁ、こんな提案を選挙システムで採用するのには無理過ぎるでしょうけど・・・

  3.地下 Museum Library(博物館付属図書館)復興策について

    ネットゲームで重要なのは満足感と優越感ですかね
    その優越感を刺激して、市民に市政へ参加してもらおうと言うのがこの企画です

    やはり、好きなゲームに自分の名前を刻めるのは嬉しい
    だたし、これだけだと一見さんになってしまうので、リピーター市民を増やすために根本的な変更が必要に・・・

  4.海賊拠点襲撃案について

    公式にあった、"期間限定シャード Shard of the Dead"のような感じ
    と言っても私は当時リアル都合で参加していないので、詳細は分かりませんが・・・

    縛りプレイは楽しいものの、初期段階の軌道にのるまでが大変で飽きてしまいます
    そこで、予め最低限の装備は提供できるようにしたい所です

    当然、装備を整え過ぎないように、"17歩"の様に3分縛りでプレイヤーに集中力、緊張感、戦略性を演出します
    市民に装備の提供を呼びかけるのは、提出期間がそのまま宣伝期間になる事と、使い捨てにされるアイテムの為に、
   それほど強力なアイテムが揃わないだろうとの読みです

    この手のイベントはだらだらとやっても飽きるだけなので、短期集中で時間に追われる様に企画したい所です
    ただし、事前にどの様な流れになるかを、十分にプレイヤーに説明しておく必要があるかと思われます

    本音としては、気軽に何度でもパーティ編制で試行錯誤が繰り返せる常設ダンジョンとして設置して欲しいんですけどねぇ

    個人的に好きなのは、結果もさることながら過程を楽しめるゲーム
    UOはボスを倒すのも楽しいけど、実際に戦うまでのスキル構成や装備、戦法なんかを考えてる間もものすごく楽しい
    そしてその試行錯誤の成果を他人にアピールできたら、これまた最高!
    UOゲーム内に戦闘状況をLive中継できるシステムが導入されないかなぁ

  と、まぁこの程度の考えです
  たいした内容じゃなくてすみません・・・

  イベント企画って大変だとは思っていましたが、予想を遥かに超えた現実でした
  自分の無力さと、Event Moderatorの偉大さが身に染みた2013年の夏でした




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